多くの女性が欲しがるファッションブランドの王様、ルイ・ヴィトン。
香水やコスメを中心に、男性にも人気が高いディオール。
また、時計のブランドとしてはタグ・ホイヤーやウブロ。
こうした、誰もが羨むファッションブランドは、フランスのとある企業の傘下にあります。
その名はLVMH。
ファッションブランドだけではなくドン・ペリニヨンやモエ・エ・シャンドンといった、
シャンパンやワインの高級ブランドも持つこの企業は、
フランスの実業家であるベルナールアルノーさんによって、大企業へと成長しました。
今回は、「フランス・ファッション界の帝王」「ファッション界の法王」とも呼ばれる、
世界の大富豪・ベルナールアルノーさんについて、ご紹介します。
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目次
ベルナールアルノー(LVMH社長)のwiki風経歴やプロフィールを大紹介!
出典:http://money-academy.jp/bernard-arnault/
ベルナールアルノーさんは、1949年3月にフランスで、建築家の息子として生まれます。
幼い頃はピアノを習っていたようですが、ほどなくしてピアニストとしての道を断念。
1971年には父が経営していた建築事務所に入社し、すぐに経営を任されるようになります。
ベルナールアルノーさんが経営を任されるようになったのは1978年からですから、
29歳の若さで父の事業を受け継いだことになります。
この父もよく決断したなと思いますが、ベルナールアルノーさんに、
それだけの光るものがあったのでしょう。
もしくは、昔は日本でも若くして家督を次の世代に継ぎ、親は後見人として、
サポートすることで次世代の人材を育てるという事がよくありました。
それに近いのかも知れませんね。
どちらにしても、ベルナールアルノーさんの能力もさることながら、
この父親の偉大さも見逃せないトピックスと言えそうです。
その後、事業を順調に伸ばしていったベルナールアルノーさんですが、
1981年からはアメリカの不動産業に目をつけ、そこからM&Aの経験を積むようになります。
この時はまだファッション系のブランドを持っておりませんでしたが、
1984年からいよいよファッションブランドも買収を行うようになります。
そして翌1985年には、クリスチャン・ディオールの社長に、
さらに1986年にはルイ・ヴィトンも手掛けるようになるのです。
こうして高級ブランドを数多く傘下に入れたベルナールアルノーさんは、
今や60近い高級ブランドを保有する一大企業、LVMHを率いることになるのです。
ベルナールアルノーさんは、非常に積極的なM&Aによって会社を大きくしていきました。
M&Aは、大きく成長を見込める半面、企業体質が合わずに伸び悩むケースというのも、
少なくありません。
それにも関わらず、これだけの成功を治めてきたベルナールアルノーさんの経営手腕は、
世界最高クラスの経営者といっても過言ではないのかもしれません。
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ベルナールアルノー(LVMH社長)の資産や年収は?世界長者番付に載ったお金持ちランキングは世界第4位!?
出典:http://d.hatena.ne.jp/HEAT/comment/20070309
ベルナールアルノーさんが育て上げたLVMHは、ファッション業界では世界最高の売上です。
その企業を作り上げたベルナールアルノーさんですから、総資産や年収も気になる所です。
2016年に発表されたアメリカフォーブス誌の世界長者番付によると、
ベルナールアルノーさんの総資産は世界第14位の340億ドル!
日本円にして、およそ3兆8千万円!!
やはり、世界のファッションブランドを牽引する人は、桁が違いますね。
過去、2011年の長者番付では、世界4位にランクインしたこともあり、
フランス人としては第2位の金額になります。
年収については不明点もあるのですが、これだけの企業を率いている人ですから、
きっと年間数億円はもらっているのでしょう。
ベルナールアルノー(LVMH社長)の娘や息子はどんな人?家族構成を分析!
出典:https://www.vogue.co.jp/fashion/news/2010-11/28/arnaults
ベルナールアルノーさんには、二人のお子さんがいらっしゃいます。
長男のアントワーヌアルノーさん(1977年生まれ)と、
長女のデルフィーヌアルノーさん(1975年生まれ)です。
共にLVMH傘下で働いており、将来的にはどちらかに継がせる気持ちはあるものの、
どちらにするかは決めかねているそうです。
ただ、ベルナールアルノーさんは、自分の子供だからと特別扱いはしていなかったそうです。
子供の頃から、自分と共に働きたかったら周りよりも一生懸命勉強して優れた成績をとり、
また周りよりも働いて成果を出すことを、子供たちに伝えていたそうです。
結果的に、この教えのおかげで多くのチャンスを得る事ができたのだと思いますが、
大切な人にも厳しさを持って接することは、大切な事ですね。
ベルナールアルノー(LVMH社長)の品質管理に見る人材育成の重要性
出典:http://event.rakuten.co.jp/fashion/brand/topics/vuitton/
ベルナールアルノーさんがブランドを育てる上で最も大切にしていたのが、品質管理でした。
そして、その品質を管理するために重要なことが、人材育成です。
数々のブランドを維持させるためには、それを作る職人が質が求められるため、
LVMHでは長い年月をかけて、職人を育成しています。
また、いい商品だけがあっても、いい販売スタッフがいないと売れませんから、
販売スタッフの教育も徹底的に行われています。
そして一番うまいと思う事が、これらの人を適材適所で配置し、
そしてやる気を出しているという事です。
適材適所で配置し、かつやる気を起こすという事は非常に難しい事で、
それだけ人の事をみている必要がありますし、かつ効果的な声がけも欠かせません。
それを企業規模が大きくなっていても実現させているというのは、
社員教育の見事さに他ならないと思います。
M&Aで失敗する理由の一つとして文化形成がうまくいかないことが挙げられますが、
そうした人の管理や育成のうまさが、LVMHの最大の特徴なのかもしれません。
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ベルナールアルノー(LVMH社長)の名言!お金持ちになりたかったら感動させる人になるべし!
出典:https://www.wwdjapan.com/3183
数々の経験を積み、時には修羅場も乗り越えてきたであろうベルナールアルノーさん。
ファッション界の帝王が語る名言をご紹介します。
消費者に予想されるような高額商品を、行列してまで手に入れたい人もいないはず、そんな商品にプレミアム価格はつかないですよ
出典:http://meigen.pro2soudan.com/human_329.html
人は、どのような時に感動すると思いますか?
それは、自分が思っていた以上の価値を手にした時に、これはすごいと驚き、
そして感動を得るのだと思います。
その感動に、人は多くのお金を支払うのでしょう。
ベルナールアルノーさんのこの言葉は、まさにそうした想像以上の価値を提供する事の
重要性を伝えているのだと思います。
想像以上の価値とは、商品もそうですし、接客等のサービスもそうです。
今行っている仕事で、人を感動させられる位のクオリティを自分に課していきたいものです。
まとめ
出典:http://mitiyama.com/blog/shigoto
ファッション界をリードし続けている、ファッション界の帝王ベルナールアルノーさん。
誰もが憧れるブランドを生みだす源泉は、職人をはじめとする人にあるのではないかと、
感じることができました。
人が集まるところにお金も集まる。
だからこそ、人に好かれるような魅力ある人になりたいですね。