伊藤忠とか、三菱商事を思い浮かべた方はいらっしゃるかもしれません。
商社は確かに高いですからね。もしくはテレビ局とか、もしくは銀行系も高いとよく言われますよね。
ところが、トップはこれらの企業ではありません。
その名は株式会社キーエンス。ご存知ですか?
今回は、この日本最高の年収を誇る企業を作り上げた滝崎武光さんをご紹介します。
目次
滝崎武光(キーエンス会長)のwiki風プロフィール&経歴【謎につつまれた生い立ち】
出典:https://www.forbes.com/
改めて、株式会社キーエンスとはどのような会社なのでしょうか?
こちらの会社概要を見てみると、本社は大阪にあるようですね。
東京にも研究所があります。
また、事業内容に目を向けてみると、ファクトリーオートメーションというシステムを主に開発しているようです。
ファクトリーオートメーションというのは、
ファクトリーオートメーション(英: Factory Automation)とは、工場における生産工程の自動化を図るシステムのこと。FA(エフ・エー)と略される。
出典:https://ja.wikipedia.org/
と、言うもののようです。
つまりは工場の生産性を上げるためのシステムということですね。
また、なんであまり知られてないのかなーと思ったのですが、実はほとんどメディア露出をしてこなかった企業のようです。
BtoB向けビジネスという事もあって、1974年の創立以降、最小限の露出で会社を大きくしてきたようですね。
しかも現在は無借金経営で50%近い営業利益を上げています!
これ、正直異常と言える数字だと思います。
比較的高いとされる不動産や飲食店でも10%ちょっとですし、
あのグーグルでも30%ちょっとです。
そうした中で50%というのは世界でもあまり類を見ないのではないでしょうか。
まさに知る人ぞ知る超優良企業、それがキーエンスと言えそうです。
こうした大企業を作り上げた滝崎武光さん。
この方は、1945年に生まれ、1974年、28歳の時にキーエンスの前身であるリード電機を設立しています。
その後、キーエンスの社長になり、会長になり現在に至るというわけです。
ただ、メディアにあまり出ないという事もあって、生い立ちなどについては、どこを探してもなかなか情報が出てきませんでした。
その中で見つけたのは、なんと二回、会社を倒産させた経歴を持っているという事実です!
そこからビジネスモデルを転換し、工場を持たずにコンサルで売上をつくっていくという形式に変えました。
そうして、50%もの高利益を生み出す企業を作り上げたのですね。
失敗から学ぶ、とはよく言われますが、滝崎武光さんほど、大きく失敗し、そして学びとして活かしている人はそういないのではないでしょうか。
また、一度ならず二度倒産させても再び蘇ることができるという事は大きな励みになるのではないでしょうか。
特に若者を中心として、安全な道に行こうとする傾向が強くあります。
でも、実際は何とかなることの方がほとんどなのでしょうね。
アメリカにおいて最も偉大な大統領の一人として挙げられるエイブラハム・リンカーンも、事業に2回失敗し、選挙には7回も落選しています。
それでも、復活しているのですから、そこから学ぶことは多くありそうです。
さて、いろいろと不明なことも多い滝崎武光さんですが、現在は社長職を辞され、会長職に就かれています。
そして、次世代のリーダー育成に力を注がれています。
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滝崎武光(キーエンス会長)の家族!長男は?
さて、それでは滝崎武光さんのご家族ですが、正直、これも謎に包まれています。
重ね重ね、外から見るとかなり雲隠れしてしまっているのが、株式会社キーエンス、そして滝崎武光さんと言えそうです。
ただ2016年に長男の武史さんが1500億円の株式申告漏れを指摘されたことが話題になっています。
父親の武光さんもすごいですが、息子さんの保有資産もすごい額になっていそうですね。
滝崎武光(キーエンス会長)の自宅
滝崎武光さんのご自宅ですが…
ご想像通り、どこにあるかわかっていません!
ただ、生まれたのは兵庫県芦屋という事がわかっています。
芦屋と言えば超がつく高級住宅街ですからね。
今もこの芦屋にお住まいなのかもしれません。
いずれにしても、どのような自宅なのか、非常に興味がそそられるところです!!
滝崎武光が会長をつとめるキーエンスの年収が高すぎ!
上記でも少し触れましたが、滝崎武光さんが創業した株式会社キーエンスは、日本一の年収を誇る企業となっています。
その額は、なんと1,440万円!!
40代以上に至っては、1662万円もの超高給取りです。
そうなると気になるのは、なぜ、そこまで高い年収を払えるのか、ですよね。
そこで調べてみました。
すると、いろいろと驚きの事実が分かってきました。
まず、キーエンスの製品はほとんどが「世界初」だったり「業界初」のものです。
既に世の中にある製品だと、どうしても価格競争になってしまうものですが、キーエンスは違います。
徹底的に世の中に無いものを新たに生み出し、しかもそこには当然のように付加価値がついています。
だから、高く売れるし、利益も出せるのです。
この、世の中にないものをつくる、という事は一つのキーワードになりそうです。
もう一つは、営業において徹底的な管理システムが働いているという事です。
外回りに行った時は一分刻みで報告書を作成する必要があります。
そして、アポの内容自体もその質が問われます。
本当に行く必要があったのか、何を話したのか、何故売れないのか。
そうしたことを事細かに詰め、そして成果を出していきます。
しかもノルマで最重要なことは利益です。
徹底的にノルマを重視するからこそ、50%の利益を生み出すことができるのです。
こうしてみると、質のこだわりに対する意識の高さがうかがえます。
不要なことはせず、ひたすらに質を高めることにこだわる。
この姿勢を取り入れる事だけでも変わる世界がありそうな気がします。
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滝崎武光(キーエンス会長)の年収、資産!ホテルも保有?
さて、それでは滝崎武光さんの年収や資産ですが…
ご安心ください、資産は公表されています。
日本国内の高額納税者をまとめた資料が出ています。
これの2016年度版によると、滝崎武光さんの総資産は…
3062億円となっています!
しかも、日本への納税者として堂々の第一位です。
滝崎武光さんには足を向けて寝れませんね。
また年収も記載があり、9.8億円となっています。
やはり50%の利益を産み出す企業を作り上げた方は桁外れです。
滝崎武光(キーエンス会長)の名言
さて、最後は滝崎武光さんの名言についてです。
とても深いお言葉があります。
顧客の欲しいというモノは創らない
出典:http://globis.jp
この言葉の裏には、既に顕在し、誰でもわかるような提案はしないという意味が込められています。
簡単にでる答えにすがるのではなく、思いもよらなかった、でもそれがほしかった!と思える答えを提案することを徹底しています。
今後、多くの仕事が無くなっていくと言われています。
それでは、その中でも無くならないものは何でしょうか。
その答えの一つには、0から1を創造する仕事が挙げられるのではないでしょうか。
人が機械がすぐに求められる答えではなく、独創的でかつ価値があるアイディアを生み出す事ができる人は、いつまでも必要とされ続けると思います。
そしてキーエンスは、その大切さを世の中に教えてくれているのかもしれません。
滝崎武光さんの経歴まとめ
いかがでしたでしょうか?
滝崎武光さんは決して派手さがあるわけではないですが、洗練され、そしていぶし銀のような渋みがある人という印象を受けました。
また、日本一の年収を誇る株式会社キーエンスは、これからの社会人が大切にしたい重要なことを教えてくれているような気がします。
さて、いかがでしたでしょうか??
ご意見、ご感想などございましたらコメント欄に記載頂けると嬉しいです!
頂いたコメントは一通、一通読んでいます。
みなさまの想いをお待ちしております。
今回も最後までご覧いただき感謝してます!
いつもありがとうございます!!
コメント
品格のあるご説明に安心して読むことができました。
有難うございました.
私の記憶では、滝崎様のお写真が違っているように思えてなりません。
ここに掲載されているお写真はご長男のお写真と記憶していますので、
その点、再調査していただきたくお願いいたします。
お褒めのコメントおよびご指摘頂きまして誠にありがとうございます。
感謝致します。再調査の上、訂正致しました。